■最もポピュラーな「リスティング広告」
インターネットでの広告において最もポピュラーなものであるのが「リスティング広告」です。リスティング広告とは、GoogleやYahoo!Japanなどで検索したキーワードに連動して同様のものが表示される広告のことで、「検索連動型広告」と呼ばれることもありますが、Googleではこのリスティング広告のことを「GoogleAdWords」といい、Yahoo!Japanでは「Yahoo!Japanプロモーション広告」といいます。
これは、検索結果ページ上でリスティング広告として掲載されると、1位に表示されているSEO対策を行っているサイトよりもさらに上部に表示されることとなり、クリック率も格段と上がります。さらに、このリスティング広告の広告文言は好きなように設定できるようになっているので、SEOというところに全く重点を置かず、本当に伝えたいテキストを盛り込んで掲載することが出来ます。
しかし、リスティング広告として掲載できるウェブサイトは限られています。まず、広告を掲載したいクライアントの業種によっても、掲載できるものとできないものがあります。さらに、しっかり認定を受けている広告代理店でなければ、成果を出すことは不可能ですので、リスティング広告でも広告代理店選びが非常に重要といえるでしょう。
■リスティング広告がNGな業種
最もポピュラーなインターネット広告である「リスティング広告」ですが、いかなる理由があっても掲載不可能なものがあります。それが、言うまでもなく18禁というひとくくりになる風俗業種です。風俗業種の広告はリスティング広告はおろか、一般ユーザーがターゲットとなるウェブサイトでの広告も基本的にNGになっています。そして、現在多くの方が利用しているSNSのシェアでも、業種が業種なだけに、あまり多くの方からは拡散されることはないはずです。しかし、無店舗型の風俗なんかではウェブサイトでの集客が肝です。店舗がないだけに、宣伝材料はそれしかないのです。
そんな無店舗型の風俗では、ウェブサイトに風俗SEO対策を行いますが、「セーフサーチ」と呼ばれる検索エンジンのフィルタリング機能も存在しており、アダルトコンテンツを排除してしまう煩わしい機能まであるのです。そこで重要になるのが、大手風俗ポータルサイトでの有料掲載です。風俗を探す方は、店舗のウェブサイトから入る方よりも、ポータルサイトを通してランキングやお店の情報を見てからサイトに入る方が多い傾向にあります。だからこそ風俗ポータルサイトの需要が高まっており、そういったサイトへの広告掲載に特化している広告代理店も増えたことから、需要と供給のバランスが取れているのです。